タツカマス
和名 : タツカマス(龍魳)
英名 : Blackfin Barracuda
学名 : Sphyraena qenie
分類 : スズキ目カマス科
今までは英名のブラックフィンバラクーダって呼んでいたけど、少し前に(2019年頃なのかな)正式な和名が付いて「タツカマス」と呼ぶそうです。うーん、ブラックフィン~の方がカッコ良いから引き続きそのまま呼ぼうかな!
色々な種類が居るバラクーダの中でも大量で群れを作るし、1匹1匹も大きいから迫力もあるし、トルネード状のグルグル巻きを見ちゃったら、更に囲まれちゃったりしちゃったら、群れ大好きダイバーにとっては「あ~幸せ!」ってなりますねーっ!プーケット近郊だとピピ島/マリンパーク方面の方が多いけど、ラチャ方面でも稀に遭遇します。シミラン方面は全域に居るけど、タチャイや9番の島周り(スリーツリーズやノースポイント)のイメージが強い。
正式に和名が認定される前から日本の一部でタツカマスの愛称で呼ばれてたようだけど、なんで「タツ」なんだろうか。トルネード状になるから竜巻の「タツ」なのかな~?
オオカマス(シェブロンバラクーダ)との見分けがややこしいけど、生物学的な分類方法は置いておいて、見た目だけで言うと、
・尾ビレの形
尾ビレの真ん中がM字状にポコポコしてるのがブラックフィン、尾ビレの真ん中には出っぱりが無いのがオオカマス(右)
・背ビレ&臀ビレの黒っぷり
尾ビレの色味は分かりにくいけど、背ビレ&臀ビレ(とくに背ビレ)はブラックフィンの名の通りしっかりブラック!
・体の横帯(シマシマ模様)
オオカマスはシェブロンって言うだけあってしっかり「くの字」
そして、この手のバラクーダを見る時に大切な事は、水深の自己管理!
群れが縦長陣形だと下組は水深15mを越えていても上組は5mくらいと浅かったり、そもそも水面付近に群れていたりと「あ!バラクーダーっ!」とカメラのモニターだけを見ながら追いかけると結果的に急浮上してしまう場合があるから要注意ですよ!自分が居る水深よりも上に居る場合は決して無理せずにシルエットを撮る!と切り替えるのが大事です!